モーロー反射とは
大きな音を立てた時などに、赤ちゃんがビクッとして両手を広げて抱きつくようにな動きをします。
これをモーロー反射といいます。
猿が木から落ちそうになった時に、手を広げて近くの物を捕まえようとする事からきているのではないかと言われています。
子宮内9週で発現し、出産時には完全に発達、産後約4〜5ヶ月で統合されます。
音や光、痛みなど感覚に関わり、感覚として入ってくる情報に怯えてしまい、感覚のトラブルを起こしやすくなります。
残存している時にみられる症状
・乗り物酔いしやすい
・目の端に動くものが気になる
・白い紙に書いてあるものが読みにくい、太陽光を過剰に眩しがる
・物音にびっくりしやすい
・中耳炎、副鼻腔炎、風邪を繰り返す
・驚いた時に大きな声を出しやすい
・環境の変化に対応しにくい
・暗闇が怖い
・衝動のコントロールができない
・社会行動、感情未発達
・球技が苦手
以上のように感覚が過敏になったり、反応が過剰になったり、攻撃的になるなど関わっています。
パフォーマンスとモーロー反射
球技が苦手と残存している症状の中に書かれている通り、モーロー反射はパフォーマンスに影響を与えます。
目に入ったものや、音などに過剰に反応してしまうため、運動中の集中力にも関係してくると思います。
脳幹では中脳と関係が強く、眼や耳からの情報処理に影響を与えます。
例えば眼の働きのバランスが崩れていると、視覚情報がきちんと処理されずパフォーマンスに影響を与えることが想像できると思います。
改善するには
モーロー反射の残存がある場合、反射の統合のためのその方にあったエクササイズを行って頂きます。
エクササイズは簡単な動作なので、ご自宅で毎日行う事ができます。
代表的なエクササイズはスターフィッシュです。
しっかりとご自宅でのリハビリに取り組んでいただく事で改善が目指せます!
また中脳も関わっているため、中脳などの脳幹の働きもチェックしていきます。
脳幹部の働きを改善していく、お一人お一人にあった刺激を見つけ、適切な刺激を行っていきます。
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