3日(日)にライフコンパスアカデミー25周年記念シンポジウム「イップスとスポーツ障害」に参加してきました。
筑波大名誉教授の坂入洋右先生や宇都宮大准教授松浦佑希先生のお話はとても興味深い内容で楽しめました。
坂入先生がおっしゃっていたお話で、スポーツの例で話されていた内容ですが、例えば卓球で理想的なフォームで打つ練習をするが、これはあまり意味がないと。
なぜなら飛んでくる球に合わせてバックハンドで打つ時もあれば、手首だけで返さなければいけないこともある。
大谷翔平選手が日本で体勢を崩して打つ練習をしていたというお話もありました。
どんな状況でも対応できるようにすることが大事ということです。
陸上では身体がブレないように走ることが大事とされていますが、世界最速のウサインボルト氏は側湾症がありクネクネさせながら走ります。
もし走り方を一般の人が真似たらどうなるでしょうか?
速く走ることはできないし、身体を痛める可能性もあります。
長嶋茂雄さんが指導する時に、暗い部屋でスイングさせていたという話もありました。
スイングの音を聞いて、良いスイングかダメなのかを判断していたそうです。
これも打撃のフォームよりもその人に合った打ち方が大事ということでした。
このようなスポーツのお話から痛みに置き換えて話されています。
同じ腰痛でも、その人の生活環境により、痛みの原因は様々です。
何か一つが原因とは言えず、いくつかのことが絡み合っていることもあります。
しかし多くの整形外科や整骨院、整体院ではどうでょうか?
腰痛だから骨盤矯正、腰や臀部のマッサージなど行われていないでしょうか?
原因は様々とお話ししたように、骨盤や腰に原因のない人は多くいらっしゃいます。
腰痛診療ガイドラインでは約85%は原因不明で心理社会的ストレスによるものが多くあるとされています。
このように腰回りに原因がない人がほとんどなのに骨盤矯正などで改善するでしょうか?
一人一人に合わせた施術が必要なのです。
もちろん良くなったという方もいるでしょう。
それはたまたま腰に原因があった、その施術がご自身にあっていた、院の雰囲気などが心理的影響を与えたなどが考えられます。
もしなかなか改善しない不調でお悩みでしたらご自身の体に合わせた、体に合った施術をお探しになられた方が良いと思います。
松浦先生のお話ではご自身のイップスの経験のもとに研究者としての考えをお話ししてくださいました。
神経学の知識とこのお話を繋げて聞いていると、色々と腑に落ちる部分がありました。
しかし、イップスについて科学で解明していくのにはまだまだ時間がかかりそうです。
ぜひさらなる研究をして解明していっていただきたいと思います。
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